ギャングキング4

ようやく手にしました。
意外に、書店に置いてないんだよなぁ。というか、最近、人気が出てきて入荷してもすぐに売れてしまうらしい。まあ、店員の言い訳かも知れないけどねw

本物の彫り師*1を目指す高校生ジミーと、その仲間たちを中心に描いたヤンキー漫画。

四巻では、主人公の高校と対立する高校がでてきて、その高校が、その街のギャングのトップになるために、主人公の高校を襲撃する計画を練るというお話がメイン。
その先駆けとして、死んだ兄貴が作ったチームを潰すと脅された兄弟が、その高校のナンバー3と共謀して情報を集め始めたりする。
その中で、兄弟たちは、

先輩「なんか困ったことがあったら、アニキならどうするか、考えてみな。」

と言われ、

弟「アニキなら、仲間売るくらいなら、チーム潰すほうを選ぶよ、兄ちゃん。」
兄「そうだよな!俺が間違っていたよ。弟よ!だから、殴れ!」
弟「いいのかい?兄ちゃん。」
兄「ああ!思いっきり殴れ!」
弟「じゃあ、いくよ。」
ボカッ
兄「本気で殴りやがったな!」

というような、文章にすると、ドリフのバカ兄弟コント*2のようなやり取りを経て、共謀しているナンバー3をボコにし、ジミー君に事情を話して謝ろうとするが、お約束通り、学校に来ていない。
まあ、待っていようとしていると、敵が乗り込んでくるのが見えて、仲間に話をしようとするが、核心の部分は、訳知り顔の参謀風の仲間が、

「まあ、その辺は、ジミーに直接話せよ。」

なんて言ってみたりして、「俺たちは、お前らのこと怒ってねえぜ」風なお約束な流れを作っている。

案の定、この人たちは全員、病院送りにされてしまうわけですよ。
で、ほんとお約束どおり、ジミーたちをクズ呼ばわりする教師が出てきて、ジミーたちを退学にしようと、不謹慎なことを病室で話して、ジミーに締め上げられたりするのを定番の理解ある先生が、なだめたり。
で、時間が飛んでジミーが病院飛び出して、単身、敵地に乗り込んで、群がるヤンキーたちをぶちのめして回ったり。
というところで、四巻終了。

まあ、大まかな筋は、伝統を踏襲したヤンキー漫画で、目新しい展開が繰り広げられるというわけではない。
ただ、こういうのって、水戸黄門的マンネリというんでしょうか。安心して読んでいられる展開というのが、いいんでしょうね。

*1:入れ墨を入れる人のこと

*2:いかりや長介仲本工事の二人による秀逸なコント