ウダひま

本棚の奥から、懐かしい漫画の一巻が出てきた。
ウダひま。正式には、「ウダウダやってるひまはねえ!」。
「箕輪道伝説」、「フルアヘッド・ココ」などを描いた米原秀幸氏の作品。
ヤンキー漫画ではあるがキャラはみな、スタイリッシュで、普通のヤンキー漫画とは一線を画するものである。
快楽主義者の亜輝と、親分肌の直巳の二人の主人公と、亜輝のライバルになるアマギンこと天草銀が絡み、アマギンに関わった多くのヤンキーたちが、大人の闇の部分に巻き込まれていくという話。
オレ的には、高校生らしさが垣間見える中盤くらいまでが面白かった。
終盤へ向けてドラッグ組織が出てきたり、アマギンが射殺されるなど衝撃的な内容で、ちょっと引いてしまった。
「箕輪道伝説」が、これまでのヤンキー漫画のスタイルを踏襲していただけに、変化をつけたかったのだろうが、う〜ん。
とはいうものの、好きな作品であることは、ハッキリ言える。