キャンプイン

プロ野球選手の元旦とも言うべきキャンプが今日からスタート。
上原、井川と契約更改が終わっていない選手が自費参加という事態も起きているが、おおむね例年通りのスタートか。
しかし、上原、井川とセリーグを代表する選手がポスティングシステムでの大リーグ移籍を希望し、球団が拒否している。*1
FA権取得してから行けば良いという球団の主張も判らなくはない。
しかし、プロ選手として一番油が乗っているのは、二十歳台だ。上原も井川もFA権取得*2するころには、三十歳台で、プロスポーツ選手としてみたら肉体的にも下降していく時期。それまで待ってから大リーグに行けばよいというのは、スポーツ経験がないか、もしくはプロとアマの違いがわかっていない人間の台詞なんだろうなと思う。
こういう若い世代に海外を経験させようという気構えがないのは、やっぱりプロ野球は、企業スポーツなんだなと思ってしまう。
あくまでも選手たちはオーナー企業の広告塔であり、社員の一人という見方しかフロントの人間はしてないんだろうな。もしくは、自分が海外にいけないものだから、やっかみ半分で拒否しているという可能性も・・・。
しかし海外にいかせるのが流出という了見の狭い見方しかできないのは、サッカーのような国際大会がないからかな。
あってもオリンピックくらいだし、オリンピックだって、チーム数は、限られてるからなぁ。そう考えてみたら、野球やベースボールって、限られた国や地域でしか行われてないんだよね。

*1:ポスティングシステムの場合、球団の了承が必要。FA宣言すれば、球団に残るも他球団に移籍するも大リーグへ行くも本人に選択権が与えられる。

*2:一軍に150日登録され、9シーズンに達した選手に与えられる。上原、井川は、あと4年〜5年待たなければならない。