バッカーノ!

読了。
なんつうか、ハイテンションクライム小説とでも言うのか?
舞台は、禁酒法時代のアメリカ。
カモッラの幹部昇進を控えた若者、泥棒バカップル、マフィアやカモッラに歯牙にもかけてもらえないチンピラたち、裏の人間がのさばっている現状にいらだつ警部補、ある問題を抱えているマフィア三兄弟、そして“不死の酒”を完成させた組織。
これらの勢力が、それぞれの思惑で動き、あるものは自らの意思で、あるものは偶然、引き寄せられるがごとく“不死の酒”に関わっていく。
特に、主人公という設定はないようだ。それくらい、クルクル視点が変わっていく。

しかし、中心となるキャラクターは、

  • マイザー・・・200年以上前から生きている不死者
  • フィーロ・・・カモッラの幹部昇進の儀式で、偶然“不死の酒”を飲んで不死者になる。
  • アイザック・・・コスプレ泥棒バカップルの一人。偶然“不死の酒”を飲んで不死者になる。
  • ミリア・・・コスプレ泥棒バカップルの片割れ。偶然“不死の酒”を飲んで不死者になる。
  • ガンドール三兄弟・・・フィーロの昇進儀式に同席し、偶然“不死の酒”を飲んで不死者になる。

のこれらだと思う。
ちなみに、フィーロ、マイザーが所属しているカモッラ“マルティージョ・ファミリー”の全員も、当然フィーロ幹部昇進の儀式に出ているので、“不死の酒”を飲んでいる。